成人式

投稿日:2022年1月10日 更新日:

新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

現在書いてる時点では1月10日、世間は成人式の様です。

こちらのブログでも成人年齢の引き下げ。民法の改正についてはお知らせしていたとは思いますが、令和4年4月1日が施行日となっています。ということは、来年の成人式は18歳になるんですね。今年も各地で大暴れされている新成人を見るとやや不安になる点もありますが、何よりクーリングオフ制度、未成年取り消しなどの機会の消失により食い物にされないか、です。

先日、友人の子供が携帯のゲームに10万円近く課金してしまい、頭を抱えておりました。(どの様な課金システムなのかわかりませんが、、)子供は15歳なので特に子が詐術を用いたなどの事情が無ければ未成年取り消しできるケースとなります。

 

こう言った法律も意外と、未成年の子を持つ親ですら知らないことがあります。

 

今回の改正では今まで出来た法律行為ができる幅が非常に狭まります。

もう今年に、施行が決まっている事ですので、国からも注意を促して頂きたいと思います。

なお、成人式は今まで通り20歳を対象にしておこうなうのか、来年からは18歳を対象とするのか等、自治体に判断は任せている状況だそうです。

 

もう一つ気をつけなくてはならないのは成人しても、お酒や、タバコは20歳からです!

人体の影響からこの規制はきているそうですので変わりませんね。

 

養育費の問題もあります。

 

今回の改正により養育費を払っている者は、払う期間が短くなることはありません。

養育費とは、子どもの監護や教育のために必要な費用のことをいいます。一般的には、子どもが経済的、社会的に自立するまでに要する費用を意味し、衣食住に必要な経費,教育費,医療費などがこれに当たります。

 

例えば離婚の際の取り決めで「子〇〇が、成人するまで月○万円支払う。」と、あったとしましょう。この取り決めが今回の改正で18歳までに短くなったことにはなりません。

 

当然の事ですが、今年の4月以降に取り決めたものだけが、成人=18歳と読めるものになります。

 

これから成人を迎える方々だけでなく、未成年のお子さんがいらっしゃるご家庭にも大変重要な改正であることは間違いありません。年が明け新たな一年が始まる際に、一度家族皆でお話ししてみてはいかがでしょうか?

 

今回はここまでです。

 

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